梅雨真っ盛りのこの時期、気になるのはやはり湿気ですよね。
じめじめしていると、カビが発生しやすくなります。
食品につくカビ、お風呂に出来るカビと、発生場所はさまざま。そんなカビにも実は色々な種類があり、色や性質が違うことを知っていますか?
今回は家庭でよく見かけるカビの種類をご紹介いたします。

●高湿性(湿度90%以上を好む)
黒:よくお風呂で見かける黒いカビです。食品や衣類にも生えます。
赤橙色:野菜を育てる畑などで見られ、土壌、麦などの植物、汚水などに存在します。

●中湿性(湿度80%以上を好む)
青灰緑色:餅やみかん、リンゴなどの食品、ハウスダストなど色々なところに分布しています。
黄土色:パンやまんじゅう、ナッツ類、穀類などの食品の他、ハウスダストなどに分布しています。

●好乾性(湿度65%以上を含む)
黄橙色:乾物、穀類などの食品の他に、カメラ用のフィルムや精密機械の基盤などで繁殖していることがあります。
あずき色:チョコレート、カステラ、羊羹、干し柿など糖度の高い食品に発生することが多いカビです。

ここで知っておきたいのは、「湿度の高いところだけにカビが生えるわけではない」ということです。カビには非常に多くの種類があり、上記で紹介したのはその一部ということです。

  

◎カビの発生に必要な条件

1.栄養分
2.酸素
3.温度
4.湿度
5.時間

カビにとってはビニールクロスや畳など、人間の栄養にならないものもカビにとっては栄養になります。
酸素や温度は「ない」ということはあり得ないので、私たちがコントロールできるのは「湿度」と「時間」です。
それ以外は人が生きていく中で必要なものなのでどうやっても取り除くことはできません。

カビの好きな湿度を作らない、
定着するための時間を与えないということがカビ対策のポイントです。

日常的に換気やこまめな掃除をすることが大切です。
カビ防除剤、抗菌コートなどで防ぐ方法もありますが、一度の対策で永久に発生しないというわけではありません。

お風呂の天井など、カビの目立つところには、防カビの塗料を使って塗装をすることで、カビを防ぐことができます。
防カビ塗料は、塗料中に防カビ剤を配合し、それらが塗膜から徐々に溶出・蒸発し、
塗膜表面に付着している各種の菌類の増殖を阻止することによって抗菌効果を発揮するものです。

防カビ剤が塗膜中から拡散してしまうと、塗膜の防カビ機能はなくなってしまいます。
効果の持続性は、防カビ剤の溶解度と大きく関係し、溶解度が高いとすぐにその効力が失われ、
逆に低すぎるとカビ発生の好条件下では防カビ機能が十分に発揮されないこともあります。

お風呂の天井のカビの塗り替え、カビが気になる場所の塗り替えをする際は、専門の塗装店にお願いするのが良いでしょう。
防カビの塗料にもさまざまな種類・特性がありますので、その場に合った塗料で塗り替えをしてもらえます。

しかし、すべてのカビに有効な薬剤はなく、塗料だけでカビを押さえ込もうとするには限度があるため、
換気をよくしたり、壁面の清掃を行うなどして、カビの発生しにくい条件をつくりだすことが必要です。 

  

◎住宅のカビ対策

どんなにキレイにしている家でも、エアコンや空気清浄機のフィルターには真っ黒なカビを含んだホコリがたくさんつきます。その中には100万個ものカビ胞子が潜んでいるのです。
家によってカビの種類は違いますが、カビの胞子が含まれる数はあまり変わらないようです。だから、定期的な掃除がどのご家庭でも重要になります。

カビは原因を絶たない限り発生するので、カビが出るたびに対策していても、いたちごっこになってしまいます。
家の構造によっては、どうしても湿気が多くなってしまったり、塗り替えるだけではどうにもならないといったケースもあります。
その場合は思い切って家をリフォームすることも考えましょう。
いつまでもカビと終わらない追いかけっこを続けるよりは、いっそリフォームで解決してしまった方が、家自体の持ちもよくなります。

湿気やカビの増えるこの時期、あなたのお家は健康ですか?
一度点検をしてみてはいかがでしょう?